中国政府は26日、新型コロナウイルス対策として入国者に義務付けてきた隔離措置を来年1月8日から撤廃すると発表した。「ゼロコロナ」政策の下、過去3年に及んだ世界的な孤立からの脱却に向かう。
国家衛生健康委員会の声明によると、隔離は不要となるが、出発前48時間以内の新型コロナ検査での陰性証明が入国の条件になる。現在は入国者に対し、ホテルなどの施設で5日間隔離した後、自宅で3日間健康観察を行っており、計8日間の隔離が義務付けられている。
新型コロナの管理を巡る分類については最上位の「カテゴリーA」から「カテゴリーB」に引き下げられる。この結果、ゼロコロナ政策の厳しい制限措置を課す法的根拠は失われる。ただ国家衛生健康委は引き続き感染拡大を監視するとし、感染のピーク抑制に向け適切な措置を講じると表明した。
ゼロコロナ政策への不満から中国各都市で抗議デモが行われた11月後半以降、当局は厳しいコロナ規制措置を相次いで緩和してきた。変化の速さに保健専門家は戸惑い、住民は感染爆発という新たな状況への適応に追われている。
同委は人工呼吸器などの供給拡大や集中治療室(ICU)の拡充を通じて重症患者の治療体制を強化すると発表。また隔離施設をコロナ患者向けの病院に転用する方針を示した。
同委は声明で、「新型コロナウイルスはその性質上、今後も長く残るだろう。毒性は大幅に弱まっており、症状は次第に通常の呼吸器疾患に変わる見通しだ」と説明した。
中国の出入国管理の緩和は、中国人観光客への依存度が高い世界の多くの国に恩恵をもたらすとみられる。国内移動の際の検査や隔離の要件が最近緩和されたことも、中国の観光収入を押し上げる可能性がある。10月の国慶節の1週間では観光収入は前年比26%減となっていた。
原題:China to End Inbound Quarantine in Dismantling of Covid Zero (1)、China to Scrap Inbound Quarantine in Dismantling of Covid Zero、China Says It Will Scrap Covid Quarantine Measures as of Jan. 8
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2022-12-26 16:03:00Z
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