Senin, 11 Juli 2022

ウクライナ、南部奪還へ攻勢継続 反露闘争も激化 - 産経ニュース

高機動ロケット砲システム「ハイマース」=2011年5月、米ワシントン州ヤキマ演習場(Tony Overman提供・AP=共同)
高機動ロケット砲システム「ハイマース」=2011年5月、米ワシントン州ヤキマ演習場(Tony Overman提供・AP=共同)

ロシアの侵攻を受けるウクライナは11日、露軍の占領下にある南部ヘルソン州ノバカホフカの露軍の弾薬庫を米国製の高機動ロケット砲システム「ハイマース」で破壊したと発表した。同日にはロシア側が同州に設置している暫定行政当局トップらに対する爆殺未遂事件も発生。ウクライナはヘルソン州やザポロジエ州など南部の奪還作戦を本格化させており、今後も戦闘の激化が予測される。

ノバカホフカへの攻撃に関し、ロシア側も11日、ハイマースの砲弾が「肥料倉庫」に命中し、誘爆して負傷者が出ていると発表。ウクライナ軍はまた、同日に州都ヘルソン周辺に展開する露軍部隊に砲撃を加え、損害を与えたとした。

ウクライナ側は8日、南部の奪還作戦を開始するとして住民に即時退避を勧告。その後、ヘルソンや周辺に展開する露軍部隊や弾薬庫への攻撃を相次いで発表していた。

一方、ロシア側は11日、ロシアが任命したヘルソン州の暫定当局トップと、ザポロジエ州メリトポリの暫定当局トップに対する手製爆弾などによる暗殺未遂事件が起きたが、ともに防いだと発表した。しかし東部ハリコフ州では同日、露占領下にある集落のトップが自動車に設置された爆弾により死亡した。

露占領地域ではウクライナ情報当局と連携した反露パルチザンの激化が伝えられており、いずれの事件も奪還作戦を有利に運ぶためのパルチザン活動によるものとみられている。

一方、プーチン露大統領は11日、全てのウクライナ国民を対象に露国籍の付与を簡素化する大統領令に署名した。従来はヘルソン、ザポロジエ両州の占領地域の住民のみが対象だった。ウクライナ国民を分断させ、抗戦を断念させる思惑だとみられ、同国のクレバ外相は「主権と領土保全への侵害だ」と非難した。

同国のゼレンスキー大統領は11日、首都キーウ(キエフ)でオランダのルッテ首相と会談。ゼレンスキー氏は追加の兵器供与で合意したことを示唆したが「ロシアを利さないため」として詳細への言及は避けた。

Adblock test (Why?)


https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiQ2h0dHBzOi8vd3d3LnNhbmtlaS5jb20vYXJ0aWNsZS8yMDIyMDcxMi1BWDdOTlpSTFFSSTdUSjY1UUxWN1hFT0M2QS_SAQA?oc=5

2022-07-11 23:28:51Z
1494125106

Tidak ada komentar:

Posting Komentar