ＷＴＯ事務局長の最終選考、韓国の候補者が辞退「米国と調整」…ナイジェリア元財務相選出へ - 読売新聞

　【ソウル＝建石剛】世界貿易機関（ＷＴＯ）事務局長の最終選考に残っていた韓国の兪明希（ユミョンヒ）・通商交渉本部長（５３）は５日、記者会見を開き、候補を辞退すると発表した。これにより、ナイジェリアのンゴジ・オコンジョイウェアラ元財務相（６６）が事務局長に選ばれる見通しとなった。

　兪氏は、「米国との緊密な調整と協議を経て辞退を決めた。米国も決定を尊重してくれた」と説明した。韓国政府はＷＴＯに辞退を伝える予定だ。ＷＴＯは昨年１０月、次期事務局長にオコンジョイウェアラ氏を推薦したが、米国が反対して継続協議となっていた。

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2021-02-05 10:58:05Z
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