新型コロナウイルス対策の切り札として期待されるワクチンをめぐり、外国に接種を受けに行く「ワクチン・ツーリズム」が世界各地で出現している。ワクチンの数が十分に行き渡らないなか、各国では高齢者や医療従事者への優先的な接種が進む。だが、大金を払って富裕層が我先に接種を受ける状況が続けば、貧富の格差が命の格差につながりかねない。
インド・デリーに本社を置く旅行会社ゼニート・ホリデーは昨年末から「新型コロナ・ワクチン・ツーリズム・パッケージ」と銘打ち、外国で接種を受けるツアーの募集を始めた。
同社のパンフレットによると、米国4日間の旅でワクチンを1回だけ接種するツアーは14万9999ルピー(約21万4千円)。英国行きは、ワクチン代は別払いとしつつ、2往復して接種を2回受けるツアーが25万ルピー(約36万円)、22日間の滞在型なら45万ルピー(約65万円)と書かれている。
インドでは、医療従事者などを優先しながら、人口の4分の1弱にあたる3億人へのワクチン接種が順番に始まっている。同社幹部のマノジ・ミシュラ氏は朝日新聞の取材に「一般市民がすぐに接種を受けられる見通しは立っていない。ツアーにはすでに1500件の問い合わせがあった」と語る。
ただ、米国や英国でどうワクチ…
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2021-02-05 08:00:00Z
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