2020年01月26日01時08分
ポンペオ米国務長官＝２０日、ボゴタ（ＡＦＰ時事）
【ワシントン時事】米公共ラジオ（ＮＰＲ）は２４日、ポンペオ国務長官がＮＰＲ記者との同日のインタビューで、トランプ大統領のウクライナ疑惑に関連する質問に反発し、取材後に記者へ暴言を浴びせ続けたと伝えた。これに対しポンペオ氏は２５日の声明で、ＮＰＲの記者が「インタビュー後の会話は報道しないという約束を破った」と主張。「誠実さに欠ける姿を頻繁に目にした米国民が、メディアを信用しなくなっても不思議ではない」と非難した。
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ＮＰＲ記者は、トランプ氏によるヨバノビッチ前駐ウクライナ大使解任に絡み、ポンペオ氏が部下を守らなかったとの批判について繰り返し質問。ポンペオ氏は「イラン情勢を話すことに同意して出演した」として、ウクライナ疑惑に関する質問に不満をあらわにした。
ウクライナ疑惑をめぐるトランプ氏の弾劾裁判が上院で審理中で、ポンペオ氏は関連する質問に敏感になっていたとみられる。
ＮＰＲによると、ポンペオ氏はインタビュー後に記者を自室に呼び、ののしりの言葉を使って怒鳴り続けた。「米国人がウクライナを気に掛けていると思うのか」と記者に問い、白地図を見せてウクライナの位置を示すよう求めた。記者がウクライナの位置を指すと、ポンペオ氏は地図を押しやり、「（記者とのやりとりは）人々の知るところになるだろう」と述べ、ウクライナ問題に固執した記者の態度を非難したという。
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2020-01-25 16:08:00Z
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