[ドバイ 20日 ロイター] - イランのライシ大統領(63)とアブドラヒアン外相が搭乗していたヘリコプターがアゼルバイジャンとの国境近くの山岳地帯に墜落し、いずれも死亡した。イラン国営メディアが20日に伝えた。
19日に墜落したヘリを巡っては吹雪の中で夜通し捜索が進められ、20日の早い時間帯に炎上して燃え尽きた残骸が発見された。
政府高官がロイターに明らかにしたところによると、搭乗者全員が死亡。マンスーリ副大統領もその後、声明でライシ氏の死亡を確認した。
国営テレビは墜落原因に触れていない。現場の映像は山頂に激突したことを示していると伝えた。
国営通信IRNAによると、ライシ氏が搭乗していたのは米国製ヘリ「ベル212」。
ライシ氏は2021年に大統領に選出され、道徳関連法の強化を命じ、反政府デモを暴力的に弾圧したほか、主要国との核協議で強硬な姿勢を示してきた。
イラン最高指導者のハメネイ師は先に、国政に混乱は生じないと述べた。 もっと見る
ライシ氏はハメネイ師の後継者とも目されていた。
(「墜落したヘリコプターの残がい」として配信したIRIB/WANAの提供写真は、提供元による誤配信のため削除しました。)
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2024-05-20 06:21:45Z
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