ゼレンスキー大統領は16日、ハルキウを視察し、軍の司令官から戦況の報告を受けるとともに、病院も訪れて負傷した兵士の勇敢さをたたえました。
また、現地でアメリカのメディアのインタビューに応じ「ハルキウを失うわけにはいかない。2基の防空システム『パトリオット』さえあればロシアはハルキウを占領できない」と述べるなど、さらなる支援が必要だと訴えました。
ゼレンスキー大統領はその後、公開した動画での演説で、ロシア軍が攻勢を強めるハルキウ州の国境に近い地域で防衛を強化したと強調する一方で「ロシアの砲撃と脅威は続いている」と述べ、依然として戦況は厳しいという認識を示しました。
一方「あらゆるシナリオに備えている。ドネツク州の情勢も徹底的に分析したがポクロウシク、クラマトルシクなどで最も多くの戦闘が起き、最も厳しい状況にある。この方面を軽視していない」と述べました。
ロシア軍のハルキウ州への攻撃が陽動作戦という見方も出る中、ドネツク州の前線についても警戒を強める姿勢を示しました。
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2024-05-17 10:01:24Z
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