Sabtu, 04 September 2021

タリバン「全土制圧」を宣言 近く新政権閣僚発表 - 産経ニュース

8月31日、アフガニスタン首都カブールで、米軍が残した装備を着用し駐留米軍撤退を祝うタリバン戦闘員(ゲッティ=共同)
8月31日、アフガニスタン首都カブールで、米軍が残した装備を着用し駐留米軍撤退を祝うタリバン戦闘員(ゲッティ=共同)

【シンガポール=森浩】アフガニスタンの実権を握ったイスラム原理主義勢力タリバンは3日、唯一完全に支配下に置いていない北東部パンジシール州の抵抗勢力を制圧し、「全アフガンを制圧した」と宣言した。タリバンは近く新政権の閣僚を明らかにする方針で、発表前に国内統一を誇示した形だ。一方、抵抗勢力側は否定しており、戦闘は継続する可能性がある。

タリバン指揮官は3日、ロイター通信に「全アフガンを制圧した。パンジシールはわが軍の支配下にある」と話した。3日夜には、国内の各都市でタリバン戦闘員が祝砲を放つ様子もみられた。

パンジシール州ではガニ政権で第1副大統領を務めたサレー氏らが反タリバン勢力を結集させている。タリバンと抵抗勢力側は8月下旬に一時停戦に合意したが、数日で戦闘が再開した。双方に多数の死傷者が出ているもようだ。

サレー氏は3日のビデオ声明でタリバンの制圧宣言を否定し、「土地と尊厳を守るための抵抗は継続している」と主張した。抵抗勢力の有力者、アフマド・マスード氏も、制圧の事実を否定した。

近く公表される新タリバン政権では、タリバン共同設立者の一人で副指導者のバラダル師が指導的立場に就くとの観測が出ている。主要ポストに女性は含まれない見通しで、首都カブールや西部ヘラートなどでは、女性活動家らによる反タリバンデモが相次いでいる。

Adblock test (Why?)


https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiQ2h0dHBzOi8vd3d3LnNhbmtlaS5jb20vYXJ0aWNsZS8yMDIxMDkwNC1DN1VHTlkzTDdOS08zQ0s0VTYySE5TWlFSWS_SAVJodHRwczovL3d3dy5zYW5rZWkuY29tL2FydGljbGUvMjAyMTA5MDQtQzdVR05ZM0w3TktPM0NLNFU2MkhOU1pRUlkvP291dHB1dFR5cGU9YW1w?oc=5

2021-09-04 09:39:33Z
52783606636651

Tidak ada komentar:

Posting Komentar