米政府で混乱するハイチ情勢の対応にあたっているフット・ハイチ担当特使が、メキシコ国境を越境してきた多数のハイチ移民を国外追放する政府の措置に抗議し、辞任した。米国務省が23日公表した。フット氏はブリンケン国務長官への書簡で「数千人のハイチ移民を追放する判断は非人道的、非生産的だ」とバイデン政権の対応を批判した。
南部テキサス州のメキシコ国境では9月に入って中南米を経由してくるハイチ移民が急増しているが、バイデン政権は新型コロナウイルス対策を理由に不法越境者の多くを国外追放する措置を続けている。さらに、馬に乗った国境警備当局者が国境の川で移民を追い回す写真が報じられ、与野党から政権への批判が高まっていた。
フット氏は7月下旬に特使に就任したばかりで、混乱するハイチ情勢への対応にあたっていた。書簡では「ハイチ政策に関する提言が無視された」と不満を示したが、国務省のプライス報道官は「政策決定過程ではフット氏のものも含めてあらゆる提案が検討された。無視された提言などない」と反論した。
ハイチでは7月上旬に大統領が暗殺されるなど政情不安が続き、8月には大地震で2000人以上が死亡した。【ワシントン秋山信一】
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2021-09-23 20:15:00Z
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