Selasa, 07 September 2021

「気候変動は脅威」 バイデン氏、インフラ法案後押し(写真=ロイター) - 日本経済新聞

バイデン米大統領は7日、記録的豪雨に見舞われたニュージャージー州マンビルを視察した=ロイター

【ニューヨーク=白岩ひおな】バイデン米大統領は7日、記録的豪雨で被害を受けた東部ニューヨーク市クイーンズ区で演説し「気候変動が生活や経済に実際の脅威をもたらしている」と述べ、温暖化対策を急ぐ必要性を訴えた。1兆ドル(約110兆円)規模のインフラ投資法案について「人命や家屋を救い、雇用を生む」と狙いを語り、成立への決意を示した。

熱帯低気圧に変わったハリケーン「アイダ」による豪雨は「老朽化したインフラに試練を与え、多くの人々が犠牲になった」とし、気候変動の実態にインフラを適応させる必要性を指摘した。西部カリフォルニア州で続く山火事にも触れ「気候変動に懐疑的な人々も含めて、皆がその重要性を理解してきているはずだ」と呼びかけ、影響を食い止めるため「大胆な行動を起こす準備ができている」と表明した。

バイデン氏はこの日、豪雨による浸水などの被害に見舞われたクイーンズ区とニュージャージー州マンビルを視察し、首長や地域関係者らの説明を受けた。マンビルでは自宅や持ち物を失った被災者らと面会し、住民らに「無事で良かった」と語りかけた。

ニュージャージー州では少なくとも27人、ニューヨーク州では17人が亡くなった。ニューヨーク州のホークル知事は同州の被害額が5000万ドルを超えると明らかにした。米国立気象局によると、停電や家屋の浸水などに見舞われている米南部ルイジアナとミシシッピの両州では「さらなる豪雨が発生し、鉄砲水を引き起こす恐れがある」という。

上院は民主と共和で議席数が拮抗するなか、インフラ投資法案の審議は難航も予想される。アフガニスタンからの米軍撤収を巡るバイデン政権の指導力に疑問を呈する議員も多く、審議日程に影響するとの見方もある。

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2021-09-07 22:26:13Z
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