【ニューヨーク=後藤達也】4日の米株式市場でダウ工業株30種平均が大きく下落している。米東部時間午前11時過ぎには下落幅が一時700ドルを超えた。特段の材料は出ていないが、5日のジョージア州の上院決選投票を前に持ち高調整の売りが強まっている。
午後12時20分時点のダウ平均は先週末比660ドルほど安い2万9940ドル前後。4日は2021年初めての取引で、開始直後には20年末に付けた史上最高値(3万0606ドル)を上回ったが、徐々に価格を切り下げた。構成銘柄ではボーイングやコカ・コーラが5%安と下落が目立つ。IT(情報技術)株のナスダック総合指数も2%強下落している。
5日のジョージア州の上院決選投票では2議席のうち共和党が1議席以上とれば、1月20日のバイデン新政権発足後もねじれ議会となる。市場参加者の多くはこうしたシナリオを織り込み、「バイデン政権による増税などが通りにくくなる」とみている。一方、民主党が2議席獲得すれば上院は民主党の実質支配となる見込みだ。民主党が上下両院を制すれば、金融規制も強化されるとの見方も出ている。
ダウ平均は昨年末にかけ、新型コロナウイルスのワクチンへの期待などを背景に大きく上昇。12月31日は過去最高値で終えていた。株の持ち高を増やしていた投資家も多いため、利益確定売りも出やすくなっている。
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2021-01-04 17:05:50Z
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