【ニューヨーク=野村優子】米製薬大手ファイザーと独ビオンテックが開発した新型コロナウイルスのワクチンが、英国や南アフリカで確認された変異種にも有効であることが分かった。南ア型についてはわずかに効果が低くなるものの、ワクチンの有効性が大幅に低下することはないとした。感染力の強い変異種は世界で急拡大しており、警戒感が広がっている。
米テキサス大学とファイザーが共同で行った研究結果が、米研究所などが運営する「バイオアーカイブ(bioRxiv)」に掲載された。英国型、南ア型、双方に共通するタイプの、計3種類の変異種に対するワクチンの効果を調べた。すべての変異種に対して予防効果が確認されたものの、南ア型はわずかに効果が低くなったという。
変異種はウイルスの表面にあるスパイクと呼ぶ突起が複数箇所変化している。ファイザーは1月上旬に発表した研究結果でも変異種に効果があるとしたが、実際に英国や南アで確認された変異種と完全に一致するものではなかった。今回は英国型と南ア型の主要なスパイクを再現したウイルスを人為的に生成し、効果を比較した。
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2021-01-28 17:39:47Z
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