米中首脳の電話会談後、トランプ氏が「中国ウイルス」の呼称やめる - 読売新聞

　【ワシントン＝蒔田一彦、北京＝田川理恵】米ホワイトハウスは２７日、トランプ大統領が２６日夜に中国の習近平（シージンピン）国家主席と電話会談したと発表した。両首脳は、世界規模で感染が拡大している新型コロナウイルスへの対応で、両国の連携を確認した。

　トランプ氏は会談直後、ツイッターに「中国はウイルスについて十分な理解を深めている。我々は緊密に連携している」と書き込み、中国の対応を批判してきた従来の立場から一転、協調姿勢を示した。投稿では、これまで度々使ってきた「中国ウイルス」との呼称に代わり、「コロナウイルス」と記した。

　中国外務省によると、習氏は「団結して感染拡大と戦うべきだ」と呼びかけ、「米国が困難に陥っているのは理解している」と、医療物資の提供などで支援する意向を示した。

　トランプ氏は自国の感染対策を優先せざるを得ない中、米中対立の沈静化を図る狙いがあったとみられる。国際的な批判が集中するのを避けたい中国と思惑が一致した形だ。

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2020-03-27 15:04:52Z
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