ロシア軍とウクライナ軍は21日、東部ルハンスク州の要衝セベロドネツクを巡り、激しい攻防を展開した。間もなく4か月目に入るロシアのウクライナ侵攻は、双方譲らない構えで、停戦協議が停止したままの対決局面となっている。終結の糸口が見えない中、東部ドンバス地方(ドネツク州、ルハンスク州)を中心に交戦が続いている。
ルハンスク州の知事は21日夜、露軍がセベロドネツクで隣接都市と結ぶ橋を破壊したとSNSで明らかにした。ウクライナ軍の援軍を阻止する目的とみられる。南東部マリウポリ全域を事実上制圧したロシアはドンバス地方制圧に向け、さらに攻撃を強めるとみられる。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は21日、地元テレビとのインタビューで、侵攻開始前の位置までロシア軍を押し戻せば、「我々の国にとっての勝利だと考える」と述べた。その上で「次のパートに移り、対話の席で話をしたい」とも述べ、その後は交渉によって解決の道を探る意思を示した。
一方で、米欧が提供する兵器を迅速に前線に運ぶとし、「我々には70万人(の戦力)がいる」と抗戦の構えを鮮明にした。ミハイロ・ポドリャク大統領府顧問も21日、ロイター通信に「戦闘を停止すれば、その後、露軍はより激しく攻撃する」との見方を示した。
プーチン露大統領は今月中旬、停戦協議について「ウクライナ側が真剣で建設的な対話に興味を持たずに止まっている」との立場を示した。9日の演説でも、侵攻を停止する条件に言及しておらず、長期化は不可避な情勢となっている。
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2022-05-22 12:33:00Z
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