物価高騰対策を盛り込んだ2022年度の補正予算が成立し、岸田首相は「今後も国民生活を守り抜くために全力を尽くす」と述べた。
補正予算は、参議院本会議で自民・公明両党に加え、野党の国民民主党などの賛成多数で可決、成立した。
歳出の総額は2兆7,000億円余りで、全額を赤字国債で賄う。
このうち物価高騰対策として、およそ1兆1,700億円をガソリンなどの価格を維持するための補助金にあてている。
また、さらなる物価高騰やコロナ感染の再拡大などに備え、1兆5,000億円余りを使い道を定めない「予備費」として計上した。
補正予算の成立を受け、岸田首相は「補正予算の背景には新型コロナによる影響に加え、ロシアによる暴挙がある」としたうえで、「今後も厳しさを増す国際情勢に毅然(きぜん)と対応するとともに、国民生活を守り抜くために、全力を尽くす覚悟」と述べた。
一方、立憲民主党の泉代表は、「補正予算を無理やり通したということは、ある意味、不信任に値するほどの態度だ」と批判した。
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2022-05-31 13:07:00Z
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