【ニューヨーク時事】年明け4日のニューヨーク株式相場は、米上院の決選投票を翌日に控えて警戒感が広がり、3営業日ぶりに反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前営業日終値比382.59ドル安の3万0223.89ドルで終了。下げ幅は一時720ドルを超えた。ハイテク株中心のナスダック総合指数は189.83ポイント安の1万2698.45で引けた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前営業日比4億0436万株増の12億5027万株。
上院の2議席をめぐる決選投票がジョージア州で5日、行われる。共和党が少なくとも1議席を確保し、上院で多数派を維持すれば、規制強化や増税を掲げるバイデン次期大統領の政権運営の自由度が狭まり、株価には追い風になるとみられている。ただ、選挙は接戦が予想され、市場は結果を注視している。
日系証券関係者は、昨年11月の大統領・上下両院選後には、全ての選挙で民主党が勝利する「ブルーウェーブ」の可能性がなくなったとの見方から、株価が上昇したと指摘。このため、上院でも民主党が多数派となれば、「巻き戻しの売りが出る可能性がある」と指摘した。
また、世界的に新型コロナウイルスの感染が再拡大していることや、ウイルス変異種への警戒感も売り材料となった。米国のコロナによる死者は、今月に入り累計で35万人を超え、変異種も米国内で次々見つかっている。
加えて、ここ最近の株価上昇を受け、高値警戒感が広がったことも売りを誘った。ダウ平均は序盤に3万0674.28を付け、取引時間中の史上最高値を更新した。
個別銘柄(暫定値)では、投資判断引き下げが嫌気されたボーイングとコカ・コーラがそれぞれ5.3%安、3.8%安となり、ダウ平均の下げを主導。この他、アップルが2.5%安、ウォルト・ディズニーが1.9%安など、幅広いセクターで売りが出た。一方、テスラが3.4%高、AT&Tが2.4%高、ウォルマートが1.7%高、エクソンモービルが0.7%高となった。(了)
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2021-01-04 21:55:48Z
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