北朝鮮国営の朝鮮中央通信は、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が5日、台風9号の被災地を視察したと報じた。国内で1000以上の住宅が損壊しており、金委員長は安全対策の不備を認め、現地の党幹部を解任。また平壌の党員に向けた公開書簡を発表し、復旧への支援を呼びかけた。台風10号が接近する中、国民の団結を強めると共に、厳しい処罰を行い、引き締めを図っているとみられる。
同通信によると、台風9号による豪雨と強風で東部の咸鏡南道(ハムギョンナムド)と咸鏡北道(ハムギョンプクド)の海岸沿いで多くの住宅が損壊したほか、公共施設と農耕地が浸水した。金委員長は、現地で災害復旧のための党中央委員会政務局拡大会議を招集。復旧のため、建設用資材の供給対策を立てなければならないとした。また、党の咸鏡南道委員長を解任し、組織指導部副部長を後任に任命した。
一方、5日に発表された書簡では「首都の党員が立ち上がって被害復旧に駆けつけることをお願いする」と協力を呼びかけ、平壌の党員1万2000人を被災地に派遣する方針を示した。
台風9号の被害に関しては、5日付の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」が、東部江原道(カンウォンド)と元山(ウォンサン)市の幹部が危険な建物を把握して住民を避難させなかったため、数十人の人命被害を出したと指摘。元山市の責任者を厳しく処罰することが決まったとも報じた。【ソウル渋江千春】
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2020-09-06 11:37:42Z
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