【香港=木原雄士】政府への抗議活動が続く香港で24日、地方議会にあたる香港区議会議員選挙の投票が実施された。午後4時30分(日本時間同5時30分)時点の投票率は52.14%で、2015年の前回区議選の最終投票率だった47.01%を上回り、過去最高になった。区議選は小選挙区で民意を反映しやすい。6月に大規模デモが始まってから初めての主要な選挙となり、有権者の関心が高まった。
4年に1度の区議選は18歳以上の有権者が1人1票を投じる普通選挙で452議席。今回は前回より200人以上多い1090人が立候補し、すべての選挙区で親中派と民主派が候補を擁立した。香港では投票率が上がると民主派に有利とされ、現有議席が約3割にとどまる民主派がどこまで勢力を伸ばすかが焦点だ。
親中派は過激なデモを批判し、社会の安定を訴えた。民主派は一連の抗議活動への賛否を問う「住民投票」と位置づけ支持拡大を目指した。
香港各地の600を超える投票所には午前7時30分の投票開始前から長い列ができた。
区議会は地域にかかわる政策を政府に提言する機関で、実質的な権限は大きくない。ただ、政府トップの行政長官を決める選挙委員の1割程度が割り当てられるほか、立法会(議会)議員の一部は区議会議員の中から選ぶ。香港のなかでは最も民主的な選挙とされ、事前の有権者登録は413万人と、前回より44万人増えた。
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2019-11-24 09:22:49Z
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