英の裁判所、アサンジ被告に禁錮５０週間の判決 - 読売新聞

　【ロンドン＝広瀬誠】ロンドンの刑事裁判所は１日、英国で保釈中に裁判所に出頭しなかった罪に問われた内部告発サイト「ウィキリークス」創設者のジュリアン・アサンジ被告（４７）に対し、禁錮５０週間の判決を言い渡した。

　アサンジ被告に対しては、米政府のコンピューターに違法な侵入を試みたとして米国も起訴している。ロンドンの別の裁判所は２日、焦点となる米国への身柄引き渡しについて審理を行う。

　英スカイニュースによると、判決を前にアサンジ被告の弁護人は、被告が米国に送還されて過酷な扱いを受けることを恐れ、狭い大使館で７年間もの籠城生活を送ったなどと情状酌量を求めた。一方、裁判官は「今回の罪で、これ以上深刻な事例を考えるのは難しい」と述べ、最長１年の量刑のほぼ上限を言い渡した。

　アサンジ被告は、スウェーデンの女性暴行容疑で国際手配され、２０１０年１２月にロンドンで逮捕された。保釈中の１２年６月、ウィキリークスによる情報流出の打撃を受けた米国への身柄引き渡しを恐れ、在英エクアドル大使館に亡命。先月１１日、大使館内で英警察に逮捕されていた。

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https://www.yomiuri.co.jp/world/20190501-OYT1T50237/

2019-05-01 11:32:00Z
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