(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアが占領する地域に住む国民に対し、ロシア軍の軍事施設に近づかないよう注意を呼びかけた。
「日ごと夜ごと、占領軍によって一時的に占領されている領地で爆発があったという新しい報告がある。クリミア、その他の地域、南部、ドンバスとハルキウ州の占領地域に住むすべての国民に、十分注意するよう求める。ロシア軍の軍事施設や、ロシア軍が弾薬や装備を保管し、司令部を置いている場所には近づかないようにしてほしい」とゼレンスキー氏はビデオメッセージで述べた。
ゼレンスキー氏の発言は、16日にクリミアで起きた一連の爆発と、ここ数週間、ウクライナ南部占領地域におけるロシアの弾薬庫と補給線への攻撃が急増していることに続くものだ。
「占領地での爆発の理由はさまざまで、それぞれ大きく異なる。占領者の兵たん、弾薬、軍用装備、司令塔を破壊することで我が国民の命が救われる」と同氏は述べた。
ウクライナは少なくとも7機の軍用機を破壊した先週のクリミアの航空基地への大規模攻撃や、大量の軍需品の在庫を破壊したと見られる16日の爆発について公式に関与を認めていない。
先週、航空基地攻撃後にクリミアからロシアに向かう長蛇の列が見られたことについてゼレンスキー氏は「クリミアから橋を通ってロシアに向かう最近の行列は、テロ国家の市民の絶対多数が、クリミアが彼らのための場所ではないことを既に理解しているか少なくともそう感じていることを証明している」と指摘した。
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2022-08-17 05:55:00Z
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