【ワシントン=鳳山太成】米民主党のジョー・バイデン氏(78)は19日、翌日に控えた大統領就任式に出席するため首都ワシントンに到着した。新型コロナウイルスの犠牲者を悼む式典に出席し、克服に向けて国民に結束を呼びかけた。ワシントンでは厳戒態勢が敷かれ、緊張が高まっている。
バイデン氏は19日夕(日本時間20日午前)、ジル夫人やカマラ・ハリス次期副大統領夫妻と共に、ワシントンのリンカーン記念堂を訪れた。国内のコロナ死者が40万人を超えるなか、400個の明かりで照らされた広場で「傷を癒やすためには(すべての犠牲者を)思い起こさなければいけない」と述べた。
バイデン氏はこれに先立ち、地元の東部デラウェア州ウィルミントンで開かれた送別式典に参加した。演説では亡くなった長男ボー氏を思い出して時折涙を拭いながら、地元の支持者に感謝と別れを告げた。その後、空路でワシントン近郊のアンドルーズ空軍基地に降り立った。
就任式を翌20日に控えたワシントンでは一段と厳しい警備が敷かれている。就任式が開かれる連邦議会議事堂や、ホワイトハウスの周辺の道路は鉄製フェンスやコンクリートで封鎖され、ライフルを抱えるなどした最大2万5000人の州兵が不測の事態に備えて見回りを続けた。一般市民が中心部に近づくのは禁じられ、物々しい雰囲気が漂った。
バイデン氏は米東部時間20日午前11時半(日本時間21日午前1時半)頃から議事堂で始まる就任式に臨む。正午に宣誓した後に国民向けに演説。その後ホワイトハウスに移って第46代米大統領としての職務を始める予定だ。
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2021-01-19 21:58:39Z
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