Senin, 06 Juni 2022

ゼレンスキー氏、劣勢の南部ザポリージャ訪れ兵士激励 - 読売新聞オンライン

 【キーウ(キエフ)=渡辺晋】ウクライナ大統領府の発表によると、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は5日、露軍に6割を掌握された南部ザポリージャ州を訪問し、露軍と前線で 対峙たいじ する兵士らを激励した。ロシアが支配を強める南部でも譲歩しない姿勢を示す狙いとみられる。

 同州では、露軍が3月4日にザポリージャ原子力発電所を制圧して3か月が経過した。ロシアは同州に親露派の「軍民政権」を置いた。同原発を抱えるエネルホダル市の市長は5日、SNSで「(露軍による)住民の誘拐が著しく増え、抵抗した人々は拘束されている」と訴えた。

 ただ、住民の抵抗運動は活発化している。ゼレンスキー氏は5日、ザポリージャ州知事らとの会議を開き、露軍の占領は「一時的」との立場を強調した。

 また、ウクライナ鉄道当局は5日夕、ロシア軍の巡航ミサイルによる攻撃を受けたキーウ市内の鉄道関連施設を報道陣に公開した。被害を受けた3施設のうち車両修理工場は完全に破壊された。露国防省は修理工場にあった戦車などを攻撃したと主張したが、鉄道当局のセルジ・レシチェンコ氏(41)は「ここに武器はない。ロシアはウソをついている」と反論した。

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2022-06-06 03:00:00Z
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