【ニューヨーク=大島有美子】ニューヨーク州のクオモ州知事の最側近で秘書官を務めるメリッサ・デローザ氏が辞任の意向を表明したことが8日、分かった。複数の米メディアが報じた。ジェームズ州司法長官が3日公表したクオモ氏のセクハラを認定した調査報告書では、被害者に対するデローザ氏の不適切な言動も指摘されていた。クオモ氏への辞任圧力が強まる可能性がある。
デローザ氏が米メディアに対して声明を送付し「この2年間は感情、精神面において試練の連続だった」とつづった。
州司法長官はクオモ氏が複数の女性にセクハラ行為をしたと認定した。セクハラ行為を告発しようとした女性に対して報復行為をしたことも報告された。デローザ氏は被害女性の機密情報を流すといった報復行為に関わっていたと指摘されていた。
報告書の公表後、バイデン米大統領はクオモ州知事に辞任を求めた。クオモ氏は辞任を否定しているが、州議会による弾劾で辞職に追い込まれる可能性も高まっている。
デローザ氏はクオモ氏の信頼が厚く、新型コロナウイルス対応の記者会見では頻繁にクオモ氏に同席していた。ただ同州が高齢者施設におけるコロナ死者数に関して、実際より過少に報告していたことが1月に判明。デローザ氏などが、死者数の公表を遅らせていたことが明らかになっていた。
【関連記事】
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiPGh0dHBzOi8vd3d3Lm5pa2tlaS5jb20vYXJ0aWNsZS9ER1haUU9HTjA5MFlUMFowMEMyMUE4MDAwMDAwL9IBAA?oc=5
2021-08-09 03:50:40Z
52783525540147
Tidak ada komentar:
Posting Komentar